2011年10月25日

決勝戦カバレッジ にゅず VS ヘイゼル

決勝戦フィーチャー卓・にゅず VS ヘイゼル


ついに決勝戦。卓に座るのは先程のフィーチャーマッチを勝ち上がったにゅずと3回戦でフィーチャーしたヘイゼルである。
使用デッキはともに妖怪絢爛。環境最速のデッキである。
しかしプレイヤーはともにコントロール思考の強いプレイヤーである。このマッチには時間がかかる。そういう予感がした。
どちらが秋紙舞の覇者となるのか、決戦が始まる。

G1 先攻:ヘイゼル
1ターン目、先に動いたのはヘイゼル。先手の差を使い、《キスメ/5弾》から《釣瓶『ウェルディストラクター』》と動く。
対するにゅずも《マナの生成》から《里香》を X=2 でプレイ。《ふらわ〜戦車》と《小悪魔/9弾》込みで場に出す。
同系戦は先手後手差が大きく出るが、どうなるか。
にゅずは《里香》でアタックし《ふらわ〜戦車》を装着。
3点与え、さらに手札の《飛行戦車イビルアイΣ》の効果を使い《ふらわ〜戦車》の破棄でさらに3点。
ヘイゼルのライフを19まで減らし、ターンを返す。

これに対するヘイゼルの行動は《釣瓶『飛んで井の中』》をプレイする事だった。打点でどちらが勝っているか、微妙なところである。
両者ともに速攻デッキであるが、コストの使い方、アタックのしかた、プレイするカードなど
非常に考えることの多いデッキである。小考を挟みつつ一手一手最善手を模索する。

ターンが戻ってきたにゅずの取った行動は《小悪魔/9弾》でのアタック。ヘイゼルの回答は《キスメ/5弾》でのブロック。
これが最善手なのかどうかは、当人たちにもわからないだろうし私にもわからない。
さらに《里香》でアタック。干渉がないことを確認するとそのまま1点を通した。ヘイゼルのライフは18点。
さらににゅずは《ふらわ〜戦車》をプレイすると、続けて《業火絢爛》をプレイ。これに対してヘイゼルは《朱鷺色の妖怪/3弾》をプレイ。
《業火絢爛》を貼られる前の戦線補強と思いきや、減ったノードからノーコストで《十王の激怒》。《業火絢爛》を打ち消した。
これを見たにゅずは《飛行戦車イビルアイΣ》でのアタック。さらに13点までライフを減らす。

3ターン目、ヘイゼルは《釣瓶『ウェルディストラクター』》を追加しようとするも、ここで刺さるはにゅずの《十王の激怒》。
仕方なく《飛行戦車イビルアイΣ》を追加してターンを終える。
にゅずはノードをセットし、ハンドを1枚にしてから《里香》でアタック。ここでヘイゼルは《朱鷺色の妖怪/3弾》でブロックを宣言。
それに対してにゅずは《ふらわ〜戦車》を装備、ヘイゼルは《飛行戦車イビルアイΣ》装備。《里香》は決死状態となり、(自動γ)で手札に。
さらに《ふらわ〜戦車》が3点のお土産。ライフは10点となる。
その戻った《里香》を X=2 でプレイし、《ふらわ〜戦車》、《小悪魔/9弾》を充填する。そして《里香》でアタック。
ノードがないため、1点のみとなる。ライフは9点まで減った。
ヘイゼルはディスカードフェイズに《飛行戦車イビルアイΣ》を分離して戦線を補強した。

次のターン、ヘイゼルに特に動きなし。《釣瓶『ウェルディストラクター』》にセットされているカードは現在5枚。ライフを削り切るには少々足りないか。
にゅずのターン、ヘイゼルはアクティブフェイズに《神秘の卵》をプレイ。これはチャンプブロッカーであろうか。
その行動を受けてのにゅずの行動は《里香》でのアタック。ブロック宣言は《朱鷺色の妖怪/3弾》。
にゅずは《ふらわ〜戦車》を装備させ、貴重なグレイズ0アタッカーを失わないようにする。
さらに追撃の《小悪魔/9弾》アタック。《飛行戦車イビルアイΣ》が両者の場にあるため、非常に難しいゲームになっている。
これを小考の末ヘイゼルは通し、《飛行戦車イビルアイΣ》が装備され8点のダメージを受ける。ヘイゼルのライフは残り1点。

5ターン目。にゅずの場にはアクティブのキャラクターがおらず、
ヘイゼルの場には《釣瓶『ウェルディストラクター』》(6枚)、《飛行戦車イビルアイΣ》、《神秘の卵》(1枚)となっている。
《釣瓶『ウェルディストラクター』》のセットカードなどから冥界に《雲山/10弾》が落ちれば、《神秘の卵》から《雲居 一輪/10弾》が場に登場し、
《雲山/10弾》をリアニメイト、2+3+5+12+αとなり、勝てる場となるだろう。
……結果的には書いたとおりの事が起こり、にゅずのライフは一瞬にして消え去ったのであった。


にゅず 0−1 ヘイゼル


サイドボーディング中、ヘイゼルは「あのデッキ超強いw」と笑いながらつぶやいていた。
実はにゅずとヘイゼルは秋紙舞前に京都・北大路の公認大会に出場し、そのままデッキの調整を行っていたという。
妖怪絢爛と言うアーキタイプは10弾環境最後に生み出された環境最速のデッキタイプなのだろうか。


G2 先攻:にゅず
1ターン目、にゅずは先攻を取るも活かせず、ノードをセットするのみでターンを返す。
先に動いたのはヘイゼル。《マナの生成》……と筆者が打ち込んだところでにゅずからのノータイム《十王の激怒》。
それほどにこのアーキタイプの1・2ターンとは重要な意味を持つターンなのである。
出鼻をくじかれたヘイゼルはノードをセットするのみ。

2ターン目、にゅずに動きなし。
逆にヘイゼルが動く。プレイしたカードは《オレンジ》。対応してにゅずは《くるみ》をプレイ。

3ターン目、ヘイゼル、にゅずのアクティブフェイズに《業火絢爛》をプレイ。
《業火絢爛》+《オレンジ》で自分だけダメージなしで運用するということか。
わざわざターンを回してからのプレイは先程の《十王の激怒》を見て警戒したものと思われる。
対するにゅずはくるみでアタック。これはスルーされ3点。ヘイゼルのライフが22点となる。
増えたノードを利用しにゅずは《釣瓶『飛んで井の中』》と《ルーミア/7弾》をプレイ。4点のダメージを受け21に。
これに対してヘイゼルはディスカードフェイズに《くるみ》をプレイ。
ヘイゼルのターン。にゅずはまず《釣瓶『飛んで井の中』》でくるみを除去。《オレンジ》ではないのは理由があってのことだろうか。
さらに《釣瓶『ウェルディストラクター』》をプレイするヘイゼル。
追加で《里香》(X=2) まで出てきて《ふらわ〜戦車》、ついでとばかりに《小悪魔/9弾》が出てくる。
ヘイゼルは《里香》でアタック。これに対しにゅずはスルー。
ヘイゼルが《ふらわ〜戦車》を装備してきたところでにゅず、《緑眼のジェラシー》。これは通るが2点が蓄積される。残り19。
さらにヘイゼルは《釣瓶『飛んで井の中』》を割るために《オレンジ》でアタック。にゅずに1点。残りライフは18。

4ターン目。この流れの中、にゅずがとった行動は《くるみ》でアタック。これをヘイゼルは用なしとばかりに《オレンジ》でブロック。
にゅずはルーミアでもアタックし、ヘイゼルのライフを19に減らす。
場のおさらいをすると、

 にゅず:ノード3、《ルーミア/7弾》
 ヘイゼル:ノード2、《小悪魔/9弾》、《ふらわ〜戦車》、《釣瓶『ウェルディストラクター』》(0枚)、《業火絢爛》

ここでにゅずがプレイしたのは《釣瓶『飛んで井の中』》、さらに《里香》(X=2)。お供のキャラクター2体も追加。
《釣瓶『飛んで井の中』》で制圧できるデッキなので戦線を構築しここから巻き返そうか、という場面である。
しかし《業火絢爛》の毒は確実ににゅずを蝕んでいる。にゅずのライフは14点に。
ここでヘイゼルは小考の後、ディスカードフェイズに《ふらわ〜戦車》を《小悪魔/9弾》に装着。
そのままターンをもらい、《小悪魔/9弾》でアタック。にゅずはこれまた小考の後、《ふらわ〜戦車》でブロックした。
さらに干渉で《釣瓶『飛んで井の中』》の効果を使用。《ふらわ〜戦車》の効果でにゅずのライフが3点減るが、もはや関係ない世界だ。残り11点。

ターンをもらったにゅずは《里香》でアタックし、1点を積み重ねる。
さらに《ルーミア/7弾》でアタックし、3点。ヘイゼルのライフは15点。
ヘイゼルは《釣瓶『ウェルディストラクター』》にカードが溜まるのみで、特に動きがない。

6ターン目、にゅずは《里香》でアタックし、1点を積み重ねる。
ヘイゼルはまたも動かず、そのまま返す。

ここでにゅずのビッグプレイ。《猫符『怨霊猫乱歩』》!
ライフは9となるが、それ以上に良いものが手に入る。《オレンジ》、《くるみ》、《ふらわ〜戦車》の三枚だ。
さらに《里香》でアタック。ヘイゼルのライフを13点にする。
さらに、《小悪魔/9弾》でアタックし、ライフを10点にまで減らす。
ここでヘイゼルは《飛行戦車イビルアイΣ》をプレイ。残りライフを8点とする。ターン終了。
場の整理。

 にゅず:《ルーミア/7弾》、《オレンジ》、《里香》、《ふらわ〜戦車》、《くるみ》、《小悪魔/9弾》
 ヘイゼル:《飛行戦車イビルアイΣ》、《釣瓶『ウェルディストラクター』》、《業火絢爛》

ターンが返ってきたにゅずが取った行動は《ルーミア/7弾》でのアタック。3点を与え、残り5点。
続いて、《里香》でアタック。干渉はなく、ライフを4点へ。
次に《小悪魔/9弾》でアタック。ヘイゼルはこれを《飛行戦車イビルアイΣ》でブロックし、《悲しき人形》をプレイするが《業火絢爛》でライフが2。
《くるみ》の攻撃を受け切れず、押しつぶされた。


にゅず 1−1 ヘイゼル


この時点で卓の周りには自分の戦いを終えた観戦者が集まり、人垣ができている。
ここまで特に攻撃防御の干渉での少考が積み重なり、残り時間は刻一刻と減っていた。
残り時間も少なく、運命の3戦目は幕を開ける。


G3 先攻:ヘイゼル
先手のヘイゼルは《キスメ/5弾》をプレイ。残り時間がもうないので非常に巻いたプレイである。
対するにゅずはノードを置くのみ。

2ターン目。ヘイゼルはここで《くるみ》プレイ、さらに《雲居 一輪/10弾》のプレイからコストで《雲山/10弾》を落とし、引っ張り出す。
《雲山/10弾》で殴り、《キスメ/5弾》で殴り、干渉でに《雲山/10弾》をセット。計8点だ。
ディスカードににゅずはグレイズを活かし《法界の火》で除去、さらに《神秘の卵》、《くるみ》と動く。
この法界は強い。
返しのにゅずのターン。《雲居 一輪/10弾》をプレイし、《雲山/10弾》を釣り上げ。
《くるみ》でアタックし、そこに《雲山/10弾》をつけ、6点を稼ぐ。
さらに《神秘の卵》を割ろうとするが《緑眼のジェラシー》を撃たれる。


そしてここで時間切れ。このゲームはこのターンを1ターン目とする6ターンで結着を付けることになった。にゅずはこのままターンを終了する。

エクストラ2ターン目。ヘイゼル。
この時点でヘイゼルのライフは19、にゅずのライフは17。
場に脅威はほとんどない。3ターンでライフが枯渇するような状況に、ここからなるのだろうか…?
ヘイゼルは《くるみ》で攻撃し、にゅずはこれを《雲居 一輪/10弾》で受ける。
追加の攻撃である《雲居 一輪/10弾》の攻撃は通し、にゅずのライフは15点に。

エクストラターン3ターン目。にゅず。
《雲山/10弾》装備の《くるみ》でアタックし、6点を稼ぐ。ヘイゼルはこれで残り13点に。
にゅずは《キスメ/5弾》をプレイし、《釣瓶『飛んで井の中』》。
しかしヘイゼル、これを《くるみ》でノードを減らしての《十王の激怒》で打ち消す。

エクストラターン4ターン目。ヘイゼル。
ヘイゼルは《くるみ》をレッドゾーンに送る。これは《キスメ/5弾》がブロック。
さらに《里香》を X=2 でプレイし、《ふらわ〜戦車》を場に。
《里香》でアタック、《雲居 一輪/10弾》でアタック、《ふらわ〜戦車》でアタックと動き、計5点。ライフは10点に。
にゅずはディスカードフェイズに《くるみ》を戦場に送りこむ。

エクストラターン5ターン目。にゅず。
このターンで13点を削り切れないと判断したにゅずは《飛行戦車イビルアイΣ》を戦場に送り、ターンエンドとした。

エクストラターン6ターン目。ヘイゼル。
最後のターンである。ヘイゼルは《里香》でアタックし、にゅずは《くるみ》でブロック。《ふらわ〜戦車》をつけた。
これにより《里香》はハンドに戻り、にゅずに《ふらわ〜戦車》の効果で3点。残り7点。
ヘイゼルは《里香》でアタックし、1点。
さらに《雲居 一輪/10弾》でアタックし、これに《ふらわ〜戦車》をつけてにゅずに3点。

3点の壁が破れず、引き分けとなった。


にゅず 1−1−1 ヘイゼル


この決戦はついに決着つかず。
終了直前には人垣が何重にもでき、時間切れ報告のために近付こうとしたヘッドジャッジすら近づくのに苦労する有様であった。
そんな周囲の中最後まで負けなかったにゅず、ヘイゼル。
結果的にはオポネント差で順位を付けざるを得なかったのではあるが、両者ともに無敗であり、優勝してもおかしくなかったことは事実である。
両氏に心からの拍手を送りたい。
posted by 千代田暁 at 06:00| 大会結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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